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[No.1564]

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「ワシントコポスト」2015年4月9日[No.1564]号

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頭をポカリ

 2月26日付、みっふぃーさんの「謝罪します」を読んで、30年前の出来事を思い出しました。当時5、6歳だった息子と買い物をしていた時のこと。同じフロアにいた息子と同年齢くらいの子どもが突然、おもちゃのピストルで息子の頭をポカリと叩いたのです。
 それ以前に、2人の間で何かやりとりがあったわけではなく、出会いがしらのことでした。その様子を近くで見ていた、まだ若くて短気な私。お母さんの下に逃げたその子を追いかけ、突然のことにポカンとしていた息子の前に連れて行って謝ってもらいました。赤の他人が突然自分の子どもを引っ張って連れていったら「何事?!」と驚きそうなものですが、そのお母さんは苦笑いをして、そのまま服を選び続けていました。こういうことが日常茶飯事だったのかもしれません。
 私も若かったからあんなことをしてしまったけど、孫が同じ体験をしたら、どんな態度をとるのか自分でも分かりません。

(那覇市 のりこばぁば)

(編コメ)子どもが頭を叩かれたり、誰かの頭を叩いたりしてしまったら、黙って見過ごすわけにはいきませんよね。親としてやるべき対応策を考えてみたいと思います。

巨人軍キャンプ観戦

 今年で5年目を迎えた巨人軍の那覇キャンプ。今春は韓国との練習試合を観戦しました。
 韓国チームのファンは30人ほどいて、皆さんおそろいの帽子とユニホーム。盛り上げ上手で声援も大きく、圧倒されっぱなしでした。でも、応援する気持ちは同じです。韓国チームがホームランやヒットなどナイスプレーをしたときは、巨人ファンも拍手で讃えていました。
 巨人軍は宮國椋丞投手をはじめ、新キャプテンの坂本勇人選手、高橋由伸選手、大田泰示選手、堂上剛裕選手、金城龍彦選手、相川亮二選手の人気が高いようです。
 「新成」というスローガンのもと、新たな気持ちでチームづくりに取り組んでいく原辰徳監督の手腕に注目し、期待を込めて応援したいと思います。

(那覇市 きこ)

(編コメ)キャンプ中は大勢のファンが各地を訪れ、盛り上がっていましたね。今シーズンも楽しみです。

初めての落語

 国立劇場おきなわで「志の輔らくご」を鑑賞しました。沖縄に住んでいて、同劇場について知らずにいたことを教えられた機会ともなりました。国立劇場おきなわは、観劇用に造られている施設のため、音響に優れ、演者が使いやすく、観客も観やすく聞きやすいホールなのだそうです。
 また、落語は日本独特のもので、観客は自分の頭の中で聞いた話を映像化し、動かしていく。観客の協力があってはじめて成り立つ珍しい芸なのだそうです。
 例えば、ご隠居さんが出てくるはなし。私の頭の中のご隠居と、隣の人の頭の中のご隠居は、姿かたちが違います。でも同じせりふをしゃべっていて、私たちは同じところで笑うのですから、不思議ですよね。若い頃は落語なんて…と思っていたけど、百聞は一見にしかず、です。

(北中城村 そろそろ海遊びかな)

(編コメ)「志の輔らくご」に行ったのですね。うらやましい! 国立劇場沖縄は組踊や琉球舞踊、歌舞劇、三線演奏のほか、能や歌舞伎、落語など日本の伝統芸能も鑑賞できていいですよね。

最後の優勝


 去る3月8日に、小学6年生最後のさよなら野球大会がありました。決勝戦に残ったのは、同じ学校のチームです。
 みんな、真剣に戦っていました。私の息子は憧れの相手ピッチャーから、何度もファールボールを奪い、最後は4ボールで塁に出ました。息子はプレッシャーに弱く、焦ったり、すぐ諦めていじけたりするタイプの子なのですが、相手にしっかりと立ち向かっていく姿に感動しました。
 試合は1-0で息子のチームが勝ちました! 夏休みに九州大会で優勝した経験もあるチームですが、それ以降はなかなか優勝できず、県予選では1回戦で負けたこともありました。毎日厳しい練習を重ねてきた姿を見ているからこそ、最後の優勝はとてもうれしかったです。諦めず、立ち向かってきた相手チームの皆さん、本当にありがとうございました。

(宜野湾市 ぶーふ)

(編コメ)息子さんが野球を始めてから、ずっと協力、応援をしてきたことと思います。野球を通して成長した姿を見ることができて、よかったですね。

長男嫁は辛いよ

 3月19日付、長男の嫁さんの「義理の母の姿」を読んで。私も長男の嫁で、全く同じ立場。行事ごとは大嫌いです。
 私が台所に立つと、義理の母に、あれは違う、これも違うと言われるし、まるでイジメです。
 特に反発しているわけではなく、素直に聞いているつもりなのですが、何が気に入らないのかと思うと悲しくなります。夫は見て見ぬふりで助けてくれないし…。
 現在30代ですが、いつか私も反省して、心からありがとうと言える日がくるといいなと思います。でも私が姑になっても、絶対にお嫁さんに同じようなことはしないぞ。

(那覇市 長男嫁パート2)

前向いて進んで

 長男の嫁さんへ。長男の嫁問題は永遠の課題ですね。あなたの気持ち、大変よく分かります。私も元長男の嫁で、今は姑の立場だからです。行事を優先させなければならない犠牲とプレッシャーは、経験者にしか分からないものがありますよね。
 お子さんたちは、思いやりのある優しい人に育ってくれて感謝ですね。私も紆余曲折ありましたが、今となってはその試練があったからこそ、成長することができたと思っています。現在は息子たちも結婚し、家族が増えました。いろいろと気遣い、協力してくれるお嫁さんたちを、血のつながった娘のようにいとおしく思います。
 長男の嫁さん。どんなときも自分を見失わず、進んでくださいね。最後に既婚男性の皆さんへ。あなたの労わり、理解、協力があれば、妻の苦労は吹っ飛んでいくこと間違いなしだと思いますよ。

(豊見城市 元長男の嫁)

(編コメ)良好な嫁姑関係を築くためには、嫁や姑、そして夫が、それぞれの立場や苦労を理解し、感謝の気持ちを持って接することが大事だと思います。家族の一員として仲良く、気持ちよく過ごせることを願っています。

嘉手納の吉祥寺

 ある朝、中学1年生になったばかりの息子から「お母さん、部活の帰りに吉祥寺に行きたいから100円ちょうだい」と言われました。
 吉祥寺? 100円? と頭の中がはてなだらけ。気になりながらも確認せずにいると、数日後に息子から「吉祥寺にいるから迎えにきて」と電話がありました。またしても吉祥寺…。尋ねてみると、学校のグラウンドの入り口側にあるパーラーのよう。アイスや駄菓子を売っている、子どもたちの憩いの場だということが分かりました。「吉祥寺のおばさんは、お母さんみたいに何でも話聞いてくれるよ」と息子。私も主人もほっと一息です。
 皆さん、嘉手納にすてきなお店がありますよ。嘉手納にいらした時はどうぞ吉祥寺へ。

(嘉手納町 マーミママ)

(編コメ)吉祥寺と何かつながりがある店なのでしょうか(笑)。見かけたらぜひ立ち寄りたいと思います。

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