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[No.1563]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2015年4月2日[No.1563]号

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息子の巣立ち

 感動の高校卒業式から、もう1カ月。子どもたちはそれぞれ、車の運転免許を取得したり、県外へ進学する友を見送るセレモニーを空港で続々と行ったりしているようです。
 教室や部活で同じ時間を過ごし、慣れ親しみ、交友を深めた友との別れは辛いものがあることでしょう。新しい土地で新しい一歩を踏み出す友へエールを送る儀式は、ラインやメールを使い慣れている今の子どもたちも、親世代と同じなんだな…と懐かしさをおぼえます。
 県外へ巣立つことで、家族の温かさ、古里の大切さを感じてほしいと思うと同時に、家族、先生方、友達、地域の方々に感謝し、恩返しできるように成長してもらいたいと思います。
 別れは出会いの始まりと言われています。進級、進学。就職、転勤、転職。それぞれが新しい場所で、新生活をスタートさせる季節! 不安や緊張もあるかもしれませんが、笑顔で飛び出していけるように祈っています。
 県外へ巣立つ息子へ、エールを送るつもりで書きました。

(うるま市 タンポポのたね)

(編コメ)息子さんは、もう新しい暮らしを始めたころでしょうね。新スタートを切った皆さんが、今しかできない貴重な経験を重ねられることを願っています。

物まね

 わが家の5歳になる息子。お兄ちゃんになったからか、最近、言い訳がすごいんです。
 先日、遊んでいた息子にお手伝いのお願いをしました。すると「はっし!」と一言。ウチナーンチュは使いますよね? 「はっさ!」とも言うのかな? 恐らく、遊んでいるのにお手伝いのお願いをされたことが嫌で、面倒だという意味で言ったのだと思います。
 それを聞いて息子に「今、何て言った? はっし! って言わなかった?」と私。怒られると思ったのか、少し動揺した息子は「はっし! って言ってないよ。今、ふなっしーのまねをしたんだよ」と慌てて言い訳をしてきました。すかさず「ふなっしーは、はっし!って言わないけど」と返しました。
 家族中、大爆笑でした。子どもって本当に面白いですね(笑)。

(与那原町 ぱんだママ)

(編コメ)ふなっしーはよく「○○なっしー」「ヒャッハー!」とは言いますよね(笑)。新しい沖縄キャラクターが誕生するかもしれませんね。

宝くじを買って

 時々、ドジをする私。この間もやってしまいました。本島北部からの帰り、道の駅許田で宝くじを買いました。ところが翌日、バッグを見たところ、中に入れたはずの宝くじがないのです。思考を巻き戻してふと思いついたのが、宝くじ売り場のカウンターに置き忘れたかも…ということでした。
 どうしよう? と迷いながらも電話をかけてみたところ、案の定、ほかのお客さんから届け出があり、預かっているという返事。「いつ頃来店しましたか? バラと連番どちらで購入しましたか?」などと質問を受けましたが、分かってもらえました。後日受け取りにいくことを伝え、保管をお願いしましたが、行くのが恥ずかしいです。

(西原町 おかず屋さっちゃん)

(編コメ)見つかって何よりですよ〜。でも西原から名護まで取りに行くとなると、なかなか大変ではありますね…。当選願っています!

定年を迎えて


 定年退職した夫へ。仕事おつかれさまでした。残業、休日出勤と、苦労も多くありましたが、無事に定年できたことを、うれしく思っています。これからどうやって過ごしていくのかは決まっていませんが、ゆっくりと、残りの人生を謳歌していきましょう。あなたの思うようにしてください。
 でも、私のことにはあまり構わないでいただきたいです。私にはこれまで築いてきた私なりの生活がありますから、好きにさせてください。これまで通り、2人で楽しむことは2人で楽しみましょうね。
 本当におつかれさま。そしてありがとう。これからもよろしくお願いします。
 追伸。私がパートの仕事をしている間に、家事をしてくれてありがとう。

(与那原町 ナイチャ〜婿の嫁)

(編コメ)「あまり構わないで」という言葉に思わず笑ってしまいました。夫婦共通の楽しみが増えるといいですね。

多肉植物

 多肉植物に夢中です。1年くらい前になんとなく育て始めたのですが、気が付くと最近は、ヒマさえあれば多肉植物の世話ばかりしています。詳しく調べると種類もたくさんあり、毎日、新しいことの発見です。
 これまで趣味らしい趣味もなく、休みの日も退屈していましたが、今は次の休みが待ち遠しいくらいです。これからも少しずつ増やしながら、楽しみながら、育てていきたいなあと思います。

(読谷村 でこぴん)

(編コメ)多肉植物って小さくてかわいいのが多くて、なんだか集めたくなりますよね。写真もぜひ投稿してくださいね。

さんご畑

 「おきなわサンゴ礁ウィーク2015」の期間中、読谷村の養殖サンゴ施設「さんご畑」に行ってきました。期間中に受け付けで「サンゴかわいい!」という合言葉を言うと、無料で入場することができたのです。
 数年前に「てぃだかんかん」という映画を観てから、ずっと行ってみたいと思っていた場所でした。
 園内では実物のオニヒトデに驚き、青や黄色のカラフルな魚たちに癒やされ…。ダイビングが苦手な私でも海に潜ることなく、サンゴや魚など海の生き物たちの様子を見ることができて、とてもよかったです。こんなにも美しい沖縄の海は素晴らしいですね。この海を守っていくために、私もできることから始めようと思いました。

(読谷村 生い茂るランタナ)

(編コメ)サンゴ礁ウィークは、県内各地でさまざまなイベントや講演会などが行われていましたね。今年は私も「さんご畑」へ行ってみたいと思います。

公園で遊ぶ

 わが家の道向かいに、小さな公園があります。毎日、下校後の子どもたちが楽しそうに元気な声を出しながら遊んでいます。子どもの声っていいなぁといつも思うのです。
 キャッチボールやサッカーをして遊んでいると、土ぼこりが立ち、車の窓ガラスがよく汚れます。それでも外で遊んでいる子どもたちがいて、あずまやには3、4人のお年寄りがいて、小さな子ども連れの親御さんは広場と少し離れたところにある滑り台など、子どもを目の届く範囲で遊ばせていて…。地域の公園はこれでいいのではないでしょうか。何もかも管理してしまっては、何が育つのでしょう。見ていると、子どもたちも周囲に気を使いながらボール遊びをしています。それぞれが譲り合い、分かち合い、自他共に注意を払うという心を育む良い機会だと思いますよ。
 私も時々、幼稚園に通う孫を公園に連れて行き、1時間くらい遊ばせることがあります。和気あいあいと、地域で子どもを見守りながら育てる沖縄の良さにも気付いてほしいと思いました。

(浦添市 りょうせいのたーたん)

(編コメ)1月15日付「公園でのボール遊び」に対するご意見をいただきました。公園は老若男女のための場であり、人と人、地域とのつながりを生む場です。まずは身近な公園の使い方、活用法について考えてみてはいかがでしょう。

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