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[No.1561]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2015年3月19日[No.1561]号

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船酔い

 社会勉強と思い、3歳の息子を連れて、男2人で伊江島まで行ってきました。息子に、仕事をしている父ちゃんのかっこいい姿を見せる予定でしたが、その考えは自然の力にもみ消されました。
 その日はとても風が強い一日。船に乗り慣れていない京都生まれの父ちゃんは、見事に船酔いしてしまいました。大きなフェリーだし、片道30分だから大丈夫だろうと思っていましたが、揺れには勝てませんでした。
 そんな父ちゃんをよそに、船内を歩き回る息子。とりあえず、息子はうちな〜んちゅの妻と似て、船の揺れには平気なことが判明しましたが、とても辛い一日でした。(笑)

(宜野湾市 りゅうすけ)

(編コメ)船酔い大変でしたね。かっこいい姿を見せる機会はこれからもたくさんあると思いますよ〜。

義理の母の姿

 結婚して20年以上がたち、私は50代に、義母は80代の年齢になりました。
 同居をしたことはありませんが、私の夫は長男なので、行事のたびに朝早くから呼び出され、手伝いをしています。子どもたちがまだ幼いうちは、子どもをおんぶしながら台所に立つこともありました。
 今では子どもたちも買い物や掃除などをして、私の手助けをしてくれるようになりましたが、それでも私だけが義母に呼び出されていることに良い気持ちがせず、心の中で腹を立ててしまうこともあります。先日も義母と2人で台所に立っていたのですが、年老いた義母の姿に気付き、思わず「いつもふくれてばかりでごめんなさい」とつぶやいてしまいました。いたらない私に優しくしてくれているのに、反省しています。

(那覇市 長男の嫁)

(編コメ)うちの母も行事のたびに慌しくしています。子どもの頃は手伝いを頼まれるのが嫌でしたが、今では役に立てることがうれしいです。長男の嫁さんの気持ち、伝わるといいですね。

娘夫婦げんかと子ども

 先日の朝、夫が子どもにとった言動に腹が立ちました。でも、その時には夫に言えず、夫が家を出た後に「もう、大嫌い!」と叫んでしまいました。
 それから一時間ほどたって、3歳の次男が真剣な顔をして「お母さん、謝って」と言ってきました。何だろうと思いながら「お母さん、悪いことしたかな?」と聞くと「さっき僕に『大嫌い』って言ったこと謝って」と泣きそうな顔で言われました。
 夫に向けた「大嫌い」という言葉を、この子は自分に言われたと思っていたんだと気付きました。テレビを見ていたので聞こえていないと思っていたのですが、敏感に受け止めていたみたいです。
 次男には「お父さんがお兄ちゃんに言ったことに怒って、大嫌いと言ってしまったんだよ」と謝り、私も泣きそうになりながら次男を抱きしめました。自分も子どもを傷つけてしまったことを反省し、夫と直接話し合って子育てをしなくてはいけないと痛感しました。
 優しい次男は、私の話を聞いて「お兄ちゃんは気にしていないはずよ。お父さんを心配してあげて」と言ってくれました。
 子どもは親の気持ちや言葉、行動を親が思う以上に見ているのですね。ただただ反省させられた出来事でした

(浦添市 みっちー)

(編コメ)子どもに悲しい思いをさせていたかと思うと、胸が痛みますね…。普段から言動には気をつけようと思いました。

観光案内

 2月26日付、「相手を思う言葉」のYさんへ。私も県外出身ですが、沖縄で暮らしていると、何十年も疎遠になっているにも関わらず、「沖縄に遊びに行きたい」と突然連絡してくる人が時々います。
 でも、そういう人に限ってノープランで、あちこちに行きたいなどと言います。空港に迎えに行ったり、下見を含めて希望の観光地に連れて行ったりするのは、本当に大変なことです。
 先日もそういうリクエストがあり、忙しい思いをした上に、「お金がないの」と言われて食事などもおごってしまい…。その人が帰った後に自分を責めて、体調を崩してしまいました。
 相手を思いやる言葉を持っていない人なら、無視して構わないと思います。人生、切り捨てて生きることも大事です。Yさん、これからもすてきな沖縄ライフを楽しみましょう!

(那覇市 ジュリママ)

(編コメ)自分がしたことで喜んでもらいたい気持ちはあっても、相手にもある程度の節度を持ってもらいたい…と思ってしまいます。ジュリママさん、投稿ありがとうございました。

保育士の声

 2月26日付、アリエルさんの「保育の現場」を読みました。私は短大を卒業し、2、3年間だけ保育士として働いたことがあります。
 初めは子どもたちがかわいくて、うれしさでいっぱいでした。
 しかし、現実は厳しく、8時間勤務でも休憩は1時間もありません。子どもの昼寝時間には書き物をしたり、必要なものをいろいろと作ったり。残業や、家に持ち帰って仕事をすることもよくありました。
 日曜日には研修会や勉強会などもあり、本当に辛かったです。年休は体調が悪い日にだけ使っていました。もちろん賃金は安く、これでは無理だと思い、コールセンターに転職しました。
 今年でコールセンター勤務10年目ですが、8時間勤務で1時間の休憩があり、土日祝日は確実に休み。1年半の産休を取ることもでき、復帰後も短時間勤務制度があります。
 保育士でいるより、コールセンターの契約社員でいるほうが、収入も待遇も良いです。
 ただ、やりがいがあるのは保育士でした。保育士に戻りたいけれど、あの辛い日々を思うと、生活のためだと割り切り、今の仕事を続けようと思います。行政関係の皆さん、保育士の生の声を聞いて、賃金だけではなく、待遇の改善もしなくちゃダメよ〜ダメ!

(八重瀬町 オハナハナ)

(編コメ)保育士の労働条件の改善は、重要な課題と思います。レキオでは4月から子育てに関する新連載が始まります。子育てをさまざまな角度から取り上げていきたいと考えていますので、ぜひご一読ください。

スポーツのバイキング

 私は「さしきスポーツクラブ」に入って1年になります。入会したときに、「バイキング」という言葉を目にしたのですが、最初は意味が理解できませんでした。
 このクラブは設立10年で、さしきスポーツセンターを拠点に活動しています。会員はストレッチ、バドミントン、エアロビクス、太極拳、フットサル、ヨガ、ノルディックウオーキングと8種目に参加することができます。私はこの中から4種目を選んでいて、バドミントンに関しては、60歳になって初めてラケットを持ちました。夫と2人、週2回あるバドミントンの日を楽しみにしています。
 入会したきっかけは、スポーツクラブだよりにあった掲示板。その中に、バドミントンを仲間と楽しんでいることについて投稿した方がいて、年齢が69歳と書かれていたのです。69歳の方でもできるんだ! と思い、60歳の私でもできるかも…と見学に行ったことが始まりでした。
 健康管理、健康増進は自分自身の気持ち次第です。外に出れば、出会いもあります。仲間も増えます。

(南城市 K・U)

(編コメ)好きな種目を好きなだけ楽しめるというのは、素晴らしいですね! 活動の様子もぜひ教えてくださいね。

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