沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1551]

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「ワシントコポスト」2015年1月8日[No.1551]号

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手編みのセーター

 夫と結婚して初めて迎えた12月。クリスマスプレゼントとして、私は彼のために初めてセーターを編みました。友達のお母さんに教えてもらいながら取り掛かったのですが、家で編むわけにはいかず、仕事が終わったら友達の家に寄り、時間をかけてコツコツ編んでいました。
 家では何事もないかのように振る舞っていたのですが、やたらと帰りの遅い日が続く私に、彼はある日の夕飯時、意を決したかのように「浮気しているだろ…」と言ってきたのです。
 えぇ〜! と私はビックリ。何をどう思って、新婚の私にこんなこと言うの、メールのやり取りをするような男友達もいないのに、と驚いたのですが、問いただす彼の目は真剣そのもの。いくら「違う!」と言っても全く信じてくれなくて、「分かりました」と半分怒り気味の私は、彼に編みかけのセーターを見せました。
 それを見た途端に「うぉ〜〜〜!」と声を上げた彼。疑ってしまったことをとても申し訳ないと思ったようで、ベッドの上で半べそかいていました(笑)。そんなこんなでようやく完成したセーターを着せてみたところ、首回りが狭くて頭が入らないわ、袖が長くて腕が出ないわで、もう大爆笑でした!
 あれから15年。今では3人の子どもたちに恵まれ、毎年にぎやかなクリスマスを迎えていますが、手編みのセーターにはもう挑戦したことはないですねぇ〜。

(読谷村 かなともほ〜の)

(編コメ)とても反省なさったでしょうね〜。今年の正月もみんなで楽しく過ごされたことでしょう。これからもご家族仲良く、笑顔あふれる家庭を築いてくださいね。

憧れのヨーロッパへ

 4年前、40年近く連れ添った夫をみとりました。ようやく気持ちが落ち着いて友人と一緒に念願のヨーロッパツアーに参加しました。季節も良く、紅葉と初雪を楽しめました。フランスのシャンゼリゼ通りのカフェに入って、身ぶり手ぶりのジェスチャーでメニューを注文したり、スリにも何回か遭いそうになったり…。また、県民性なのでしょうか。ツアーの先頭を歩いていたはずが、気がつけば最後尾を歩いていることもありました。
 まさに感動とハプニングの旅。飛行時間は12時間くらいでしたが、何の問題もなく、無事に沖縄に帰ってきました。健康に感謝しつつ、自分の足でまだ歩けるうちにもう一度、旅行を計画中です。

(那覇市 クリステーヌ)

(編コメ)旅行は心身のリフレッシュにもなりますよね。次回の旅の話も楽しみにお待ちしていますね。

方向音痴な彼氏

 私の彼氏は、全くと言っていいほど道が覚えられない人です。彼は大学生でとても頭が良く、人の名前や顔、テストの公式などは人一倍早く覚えられるのですが、大学へ行くときは、いつも決まった道しか通らず、入学して3年経ちますが、少しでも違う道から行くと、なかなか大学へたどり着けません。
 初めて行く場所、お気に入りのペットショップ、私の家…。私のナビがないと目的地にたどり着けないのです。それはそれで構わないのですが、彼は自分が方向音痴であることを他の人に知られたくないようで、友達と出かけるときはなるべく運転するのを避けています。自分がどうしても運転しなくてはいけないときは「こっちだっけ〜?」と何食わぬ顔で聞いているそうです。素直に道が分からないと言えばいいものを、なかなか人に弱みを見せられないのが男心でしょうか。どなたか方向音痴の治し方を知っていたら、教えてください。

(那覇市 まき子)

(編コメ)男のプライドなんでしょうね(笑)。近年はスマートフォンの地図アプリを活用している人も増えているようですが、彼にすすめてみてはいかがでしょう〜。

友達とのランチ

 久しぶりに会うことになった友達から「良いお店があるからランチに行かない?」と誘われました。そのお店は場所が分かりづらく、やっと探してたどり着いたのですが、お店の人は愛想がなく、淡々とした話し方。皿を置く時はとても雑でした。
 料理はまぁまぁおいしかったのですが、なんだか落ち着いて食べることができず、居心地はよくありませんでした。私自身が飲食店で仕事をしていた経験もあるからなのか、こういうサービス面がとても気になります。私たちが食べ終わる頃、そのお店の人の知り合いが店に来ていたのですが、そのときはとても楽しそうに会話していました。それを見て、このお店には二度と行かない! と心に決めました。楽しいはずのランチがとても残念でした。次回は、私のおすすめの店に友達を連れて行こうと思います。

(浦添市 ドラミ)

(編コメ)確かに、そういう接客を受けると、また行こうとは思えません…。プロ意識を持って仕事に取り組んでいただきたいですね。

新型出生前検査

 私には小学生の息子と娘がいて、現在、3人目を妊娠中です。最初の子を出産したときは32歳でしたが、私は今43歳。40代に突入してから、体調を崩すことが増えたこともあり「今の私に元気な子を出産できるだろうか…」と正直不安を感じています。
 最近、新型出生前検査について取り上げているテレビ番組を見ました。妊婦の血液を採取し、胎児の染色体の異常について調べる検査なのですが、インターネットで調べたところ、沖縄にはまだこの検査を導入している病院がないようです。長男がアレルギー疾患にかかっていることもあり、県外の病院へ行って、検査を受けるべきか、悩む日々が続いています。検査を受けたことがあるという人や、私のように悩んでいる人がいれば、ご意見をいただけるとうれしいです。

(那覇市 さくら)

(編コメ)高齢出産が増えていることから、検査を受ける人が増加しているようですね。受けたことがないという人でも、個人的に思うことがあれば、ぜひご投稿ください。

野良猫

 親子の野良猫がいたのですが、親猫は1匹の子猫だけを連れていなくなってしまいました。2匹の子猫を残したまま…。
 子猫たちは、まだ目も完全に開いていなくて、小さな体を寄せ合ってうずくまっていました。誰かが保護しなければ命の危険にさらされてしまう、と思っていた矢先、動物好きなMさんが現れました。Mさんは飼い主が見つかるまでの間、2匹の子猫を預かってくれました。病院に連れていったり、自力でミルクを飲めない子猫たちに注入器を使ってミルクを飲ませたり。愛情、お金、労力、時間をかけ、飼い主さんが見つかるまでに成長させました。譲るにあたっては、去勢手術をさせることも約束して…。頭が下がる思いです。
 親猫が連れて行った子猫と、Mさんが保護した子猫たち。どちらが幸せなのかは分からないけど、子猫を保護したことによって、Mさんは猫の命を救うことになったのだと思います。Mさんは本当にすてきな人。根っからの動物好きなんだなぁと思いました。彼女に多くの幸せが舞い込むことを願わずにはいられません。Mさんありがとう。

(沖縄市 リベラ)

(編コメ)Mさんのように優しくて素晴らしい人に救われ、飼い主さんも決まり、子猫たちは本当に幸せなことと思います。

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