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[No.1547]

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「ワシントコポスト」2014年12月4日[No.1547]号

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孫たちのショー

 街のイルミネーションに誘われて、わが家もイルミネーションを飾り付けました。
 一つのスイッチをパチッと押すだけで、全部のイルミネーションが光るようにしたところ、子どもたちは大喜び!
 何度もつけたり、消したりして、大騒ぎしています。
 そして夕食後、子どもたちはあることをするようになりました。まず、おじいちゃんとおばあちゃんをイスに座らせて、室内を暗くし、一人がCDをかけ、もう一人がイルミネーションを点灯させます。すると、3人目と4人目が、ジャジャーン! と登場して踊りはじめるのです。
 各自2曲まで踊るというルールらしく、計8曲を踊りきるまで、おじいちゃんとおばあちゃんは、好きなテレビも見られず、トイレにも行けず、アンコールと拍手と握手を要求されている! それを見て、私はお腹が痛くなるまで笑っています。
 孫たちのディナーショーは毎晩続いていますよ。イルミネーションを片付ける日まで、繰り広げられることでしょう。
 おじいちゃん、おばあちゃん、頑張ってね! あ〜今夜も楽しみ。

(宜野湾市 ぴかぴか)

(編コメ)何度読んでも面白すぎます!私がおじいさんたちの立場なら、一人一曲制にする、もしくはクリスマス当日に練習の成果を大々的に披露してもらう、という提案をしてしまうかもしれません(笑)

チャンネル争い?

 わが家は夫、私、中学生の娘、小学生の息子の4人家族。前からちょっと気になっていたのですが、夫はテレビ番組を見ている時、コマーシャルに入るとチャンネルを次々と変えるクセがあります。
 ある日の晩ごはんのこと。夫はいつものように、コマーシャル中にチャンネルをピッ、ピッ、と変えだしました。すると娘が「お父さん! ごはんを食べている時にテレビをいじるのはやめなさい」と言って、夫からリモコンを奪い取り、ブチッとテレビを消したのです。
 大人顔負けの発言に、私は感心しながら大笑い。夫は「すみません。気をつけますので、テレビをつけてもいいですか」と恥ずかしそうに言っていました。
 娘よ。これからも一緒に、うちの男どもを育てていこうね。

(中城村 くれよん)

(編コメ)しっかり者の娘さんの言動に、たじたじしちゃうお父さん。一般的な親子の立場が逆転したようなやりとりがほほえましく、心が和みました。

郵便屋さん

 いつも楽しく拝読しています。今回は私にとって、楽しいというか、うれしいというか、すてきな出来事があったので、思わず筆をとりました。
 10月末のことです。お昼ごろに私が庭で草むしりをしていると、近くに郵便屋さんが来ていました。お若い人だと思いますが、大きな声で「こんにちは」とあいさつをする声がこちらまで聞こえてきました。
 私のところに郵便物が届いたわけではありませんが、その声にとっても爽やかな気持ちになりました。沖縄に住んで20数年。初めての経験でした。郵便屋さん、ありがとう。

(糸満市 T・T)

(編コメ)思いがけず届いた、すてきな「声」の贈り物。元気なあいさつは、いいパワーを持っていますよね。まずは自分から、気持ちの良いあいさつをするように心がけようと思いました。

お金の取り忘れ

 11月13日付、おはなさんの「自動販売機で…」を読んで、私なりに考えてみました。お子さんに、その行動をやめてほしいなら、こう伝えてみるのはどうでしょう。
 「自動販売機のお金が出てくるところは、飲み物を買うためにお金を多く入れた時、その払いすぎた分のお金が戻ってくるところだよ。お金が自動販売機のところにあるってことは、多く払った人がお金を取り忘れているってことだね。その人が後で取りにくるかもしれないから、そのまま置いておこうか」。やさしく話してみてくださいね。


(南城市 いっぽん結び)

大きくなれば

 おはなさんの投稿を読んで、私にも覚えがあるな〜と思いました。子どもの頃に、自動販売機の小銭口を探したことがあるんです。それだけではなく、応募シール集めなどもしていて、落ちている空き缶からシールをとることもありました。
 今思えばとても恥ずかしいことですが、大きくなるにつれて、やらなくなる行為かと思います。親が見ている前ではしていなかったので、特に注意されたことはないのですが、やっぱり恥ずかしいな〜という感情が成長するにつれて芽生えるはずです。
 とりあえず、ほめない、肯定しないというところから始めてみてはいかがでしょうか。そうすると良いこと、と思ってしまいますからね。

(うるま市 いっくん)

(編コメ)マナーやルール、モラルなどを身に付けるために、子どもがとった行動に対して、大人がしっかり考え、子どもに伝えることが重要ですね。皆さん、投稿ありがとうございました。

私の小さな美術館

 先日、美しく小さなプレゼントをいただきました。それは、ゴーヤーの絵の50円切手。今は販売終了となっていて、どこの郵便局にも在庫がなく、知人や友人にも声をかけ、探していたものでした。
 旅行先からハガキを出したり、大好きな懸賞に応募したり。切手を使う機会が増えるにつれて、気に入った絵柄はとっておくようになったのが、私の「切手収集」の始まりです。
 どうせ集めるならと、専用のファイルを購入し、きちんと整理するようになりました。黒い台紙に、切手の鮮やかな色が映えて、ますますテンションはアップ! 今では、切手を買うことを目的に、郵便局へ行くほどになりました。
 切手ファイルは、私だけの小さな美術館のようです。趣味といえば切手収集、という時代もあったようですが、今ではほとんど聞かなくなりましたね。日本の切手は絵柄も素晴らしく、多種多様です。改めて見てみると面白いですよ。

(宜野湾市 ナナス)

(編コメ)「私だけの小さな美術館」という表現が心にぐっときました! 海外の切手を集めている友人にコレクションを見せてもらったことがあるのですが、デザインがとても美しかったです。日本の切手にもっと注目してみたいと思います。

サンタさんへのお願い

 クリスマスが近づくと、プレゼント欲しさに「おりこうさん宣言」をするわが子。「今年はゲーム機とソフトをセットでくださいってサンタさんにお願いする」と言い出しました。
 体を使った遊びをしてほしい親としては、ゲーム機をプレゼントし、しかも次々とソフトを買わないといけなくなるので「プレゼントをもらうために、ちょっとしかおりこうさんにならない子どもの願いを聞いてあげるほど、サンタさんもひまじゃないと思うよ〜。世界中の子どもたちにプレゼント配っているんだからね。どうしても欲しいなら、一年はおりこうさんにならないとね〜」と断りしました。
 でも、ゲーム機はともかく、子どもがもらって喜ぶものをプレゼントしたいという親心もあります…。皆さんはどうしていますか?

(那覇市 モアイ大好き金城さんの親)

(編コメ)おりこうさん宣言、かわいいけど残念!! 友だちの息子は「プレステが欲しい」とお願いしたところ、25日の朝、枕元に置かれたジグソーパズルを見て、しばらくぼんやりしていたそうです…(笑)

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