沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1542]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2014年10月30日[No.1542]号

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タイムスリップ

 20年前に勤めていた職場の仲間3人と10年ぶりに再会。近況報告をかねた女子会をしました。みんな妻として、母としてすてきな女性になっていて、大いに刺激を受けました。
 今の自分の年齢を忘れて、OL時代にタイムスリップしたような気分にもなり、このまま時間が止まってしまえば良いな〜と思えるほど、楽しい時間を過ごすことができました。
 良いエネルギーをたっぷりもらえて、私ももっと頑張ろうと思いました。一緒に同じ時間を過ごした仲間は、とても心強い存在になっています。

(那覇市 職友)

(編コメ)楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますよね。気の合う仲間とのおしゃべりは、ストレス解消や老化防止にも効果がありそうです。

小さい秋

 10月に入って、沖縄でも秋の気配を感じるようになりました。でも、受験生の子どもがいるわが家では、秋の感じ方に緊張感が伴っています。そろそろ本格的な受験の準備期間となるからです。
 娘2人は、そろって大学浪人生。予備校に毎日通って、勉学に励んでいます。娘たちも私も浪人生活を送ることになるとは思っていませんでした。でも2人とも、くじけることも妥協することもなく、前向きに頑張っています。その姿には、親とはいえ頭が下がる思いです。
 浪人になって、さまざまな人と出会ったり、勉強以外のこともたくさん学んだり、自分自身を見つめ直す機会が与えられているようです。この経験を通して、未来にいかしてほしいと願っています。
 受験生の皆さん、保護者の皆さん、受験本番に向けて、しっかりと体調を管理し、来春には良い結果を手にできるようお互い頑張りましょうね。

(那覇市 ソフィア)

(編コメ)うちの姉も「浪人時代に自分の将来を深く考えることができた」と話していました。娘さんたちの合格を、心から願っています!

子ども大事に

 16日付にあった、子育て勉強中!!さんの投稿を読んで、エールを送りたくなりました。発達障がいのお子さんを含む4人の子どもたちを大事に育てられていること、敬意を表します。「温かい目で見守ってほしい」という言葉は、切実な願いなんだと思うと、胸が痛くなりました。
 うちにも、まだ診断はついていませんが、発達障がいかもしれないという子どもがいます。とてもこだわりが強い子で、パニックをおこすと手がつけられないこともしばしば…。そういうときは、本人が落ち着くまで見守るしかないことも多いのですが、外出先でのことだと、周囲の視線が痛く、「石になってしまいたい!」 と思うこともあります。身近な人からも「甘やかしている」とか「しつけができていない」などと言われることもありました。その場で叱ったら「こわい親」だと言われることも…。
 周囲の理解を得るのは、なかなか難しいのですが、一番助かっているのは、夫が発達障がいに理解あることです。ほかにも、優しくしてくれる人はいます。まずは私自身が、精神的にゆとりを持つことを意識し、心ない言葉に対しては「なにくそ!」という気持ちをもってはねのけ、いつでも子どもを一番大事にしようと思っています。障がいのある子に対して、母親一人にその責任をかぶせるのではなく、社会全体で育てる、という世の中になってほしいです。
 お母さんの笑顔は、子どもにとって大事な栄養です。皆さん、子育て中のお母さんに優しくしてほしいと思います。子育て勉強中!!さん、陰ながら応援しています。

(浦添市 みっちー)

(編コメ)お母さんの笑顔が子どもの栄養になる…。心に染み入る言葉です。地域社会の子育て支援はとても重要です。そして、まずは自分にできることから、子育て中の人のお手伝いをしていきたいと思います。

母からの電話

 私の母は今、特別養護老人ホームに入所しています。先月、82歳の誕生日を迎えたのですが、とても元気です。
 母は電話をするのが大好きで、ほとんど毎日のように電話をかけてきます。ある日、私が最初にかけてきた電話に気づかず、2度目の電話に出たところ、「なんで電話をとらなかったの?」と言われ、電話を切るときには「ごめんね」と謝られました。
 先日、母をたずねてホームへ行くと、元気のない様子でベッドに腰掛けていました。聞くと、私のすぐ上の兄について悩んでいるとのこと。なんでも母が兄に電話をしても、すぐに切ってしまうらしくて、とても寂しがっていました。
 なんとか話をして言い聞かせたのですが、その後もまた兄に電話をかけていて、そのたびに同じことが続いています。母は本当に優しい人です。家族みんなで優しい気持ちをもって、母の人生を支えていけたらと願うばかりです。


(宜野湾市 ぶっとうおばあちゃん)

(編コメ)家族思いのお母さん。元気に過ごしていただきたいです。お兄さんにも、気持ちが伝わるよう願っています。

芸術の秋

 冷たい風が心地よく、最近やっと秋の気配を感じられるようになってきました。わが家では先日、芸術の秋を楽しもうと「山下清展」に出かけました。
 山下清というと、小学生の頃に彼をモデルにしたテレビドラマがあり、芦屋雁之助さんが演じる山下清の姿を思い出します。うれしそうにおにぎりを食べたり、人に優しく接していた姿が印象的でしたが、正直言ってそれ以外の知識がない私…。彼をもっと知りたいという思いで、浦添市美術館へ足を運びました。
 美術館では山下清の生い立ちをたどりながら、少年期から大人、そして画家として地位を確立してからの作品を、じっくり見て回りました。ちぎり絵が代表的な作品だということは知っていましたが、直接見ないと分からないものですね。1枚、1枚、一体どれだけの時間をかけて作品づくりに取り組んでいるのでしょう…。とても気の遠くなるような作業に感動の連続でした。
 人はあそこまで創作に向き合えるのですね。ただただ驚嘆しました。一緒に見ていた娘も「お母さん、来てよかったね。本当にすごい人だね」と目を輝かせていました。また、日記も展示されていて、純朴な彼の様子が伝わってきました。

(沖縄市 セビョク)

(編コメ)山下清展、開催中ですね。私も休みの日に行くつもりですが、セビョクさんの投稿を読んで、ますます楽しみになりました。

レシートチェック

 スーパーに買い物に行ったときのことです。商品を1点だけ購入しようとしたのですが、レジの係の人に、ついている価格の倍以上の金額をいわれてビックリ! 「×××円のはずですが、違うのですか?」と質問し、原因を調べてもらったところ、私の前にレジに並んでいた人の、精算し忘れていた分が加わっていたことが分かりました。
 1点のみの会計だったから、金額の違いにすぐ気が付いたけど、大量に買い物をしていたら見逃していたと思います。今までレシートはすぐに処分していたのですが、このことがあってから、せこい人と思われても仕方がないという気持ちで、精算が終わったらすぐレシートをチェックするようになりました。皆さんはレシートどうしていますか?

(那覇市 宇宙人)

(編コメ)せこくないですよ〜! 慎重になって当然のことと思います。私は、レシートはその日の夜に整理する派なのですが、皆さんのレシートの扱い方を教えてください。

ラジオからの曲

 2歳9カ月のおいっ子は、月が大好きで、よく夜空を見上げています。私は「あなたのママはいつも見守っているんだよ」と話しています。
 妹はとてもかわいくて、やさしい人でした。彼女が病と闘っているとき、家族は「絶対に大丈夫」という気持ちでいたので、余命のことは伝えませんでした。でも、旅立ってしまった妹。残された私たちは、何をどうすれば良いのか分からず、また、彼女が最後に言いたかったことは何だったのだろうと、うちひしがれていました。
 そんな時、義弟の耳に、仏壇の前に置いてあったラジオから、Superfly(スーパーフライ)の「輝く月のように」が聞こえてきたそうです。曲の歌詞はまるで、彼女からのメッセージのようでした。
 生かされているみんなが、前向きになって、妹の分まで、一緒に仲よく過ごしていこう。今もまだつらいけど、やっとそういう気持ちをもって、彼女のことを受け止めることができました。
 10月はあなたの40歳の誕生日だったね。おめでとう、むっちゃん。家族みんなでお祝いするからね。

(うるま市 ヨンヨン)

(編コメ)大変つらい時期とお察しします。ヨンヨンさんの言う通り、家族が仲良く過ごすことが、妹さんにとって一番喜ばしいことだと思いますよ!

マッサージの効果

 母は今年で99歳を迎えました。普段は車椅子で移動しているのですが、少しの間なら、立つことも歩くこともできるので、姉妹4人で協力しながら、母の食事や掃除、入浴の手伝いをしています。
 私は夕食を担当しているのですが、その前に足湯をしてもらっています。ごはんの後には、足裏からゆっくりと全身のマッサージをしていきます。ほんの20分程度のマッサージですが、効果がとてもあるようです。
 左腕にしびれが出ていて、指先に少し触るだけでも「痛い、痛い」と言い、寝るときもいつも同じ方向を向いていて、ほとんど動けませんでした。しかし、マッサージを続け、今では自由に体の向きを変えることができます。体を伸び伸びと楽に動かせるのが、とてもうれしいそうです。
 これまで、何度も転んで骨折をしたり、手術をしたりすることもありましたが、まだ起き上がることはできます。体のどこかが痛いと言うときには、やさしく少しずつなでるようにしていますが、それだけでも十分効き目があります。
 人間には治癒力があるのですね。マッサージをすることで、体の力が高まるのではないでしょうか。マッサージをした後は、母が笑顔になる瞬間です。体がポカポカと温まってとても気持ちよく、よく眠れると言っていました。
 また、デイケアに行く日はどの服を着ようかと、とてもわくわくしています。おしゃれもしながら、今を楽しく生きてほしいと思います。

(名護市 スピリチュアルカウンセラーサチ)

(編コメ)なでるようにハンドマッサージをするだけでも高い効果を得ることができるんですね。お母さんの健康を願っています。

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