沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1529]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2014年07月31日[No.1529]号

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小さなトキメキ

 スポーツ教室のアルバイトでサポーターをしています。
 男の子の生徒がケガをしたらしくて、私の所へ来ました。水道で傷を洗い流していたら、傷を見ながらその男の子が尋ねてきました。少し前に同じ年頃の女の子と私が話をしていたのを見ていたらしく、その女の子が私の子どもかどうかを聞いてきたのです。「のどが渇いたと言うのでお茶を飲ませていただけです」と答えると、少しがっかりした様子でした。
 子育てが終わった私は、小さな子どもが育つ姿を見たくてこの仕事に就いたばかりですが、女の子にトキメクのは大事なことだと知っています。  ご両親が毎回教室に付き添い、手厚くサポートするご家庭の子どもです。ご両親の機嫌を損ねないよう配慮しながらも、子どもたちとどう接することができるか考えるだけで仕事が楽しみになりました。

(沖縄市 シンデレラ)

(編コメ)かわいらしいトキメキ、私たちにもこんな時があったのかしら? この思いを大切にしてあげたいですね。話もできずに終わったとしても、きっといい思い出になるはず。大きな心で見守ってあげてください。

友達ってイイネ

 わが家から子どもたちの通う小学校までは、結構な距離があります。そこで、娘たちは毎朝、出勤をするお父さんの車に乗り、途中で降りて登校していました。
 最近、仲の良いお友達が同じ地区に引っ越してきました。それからというもの…、いつもの時間より早く起き、朝ご飯を食べて、お父さんより早い時間に歩いて登校するようになりました。
 どうやらお友達と待ち合わせをしている様子。以前よりも早寝早起き! 歩くことで体力もつくし、いいことだらけです! 娘の友達に感謝! 運動不足の私も見習わなきゃなぁ…。

(糸満市 マッキン)

(編コメ)すごい友達効果! 投稿が届いたのは夏休み前。夏休み中にさらに友情が深まるかな? しかし、子どもの学校に、ついつい車で行ってしまう私。確かに子どもを見習わないといけませんね…。

パワフルなお年寄り

 私には持病があり、10年以上病院へ通っています。最近、個人病院から総合病院に移りました。そこでビックリしたのは、たくさんのおじいさん、おばあさんが診察に来ていることです。そして診察に来ているのに元気なことです。
 私が具合悪くてグッタリしていると「大丈夫ねぇ?」と心配してくれます。結構重い病気の人でも明るく元気です。
 本当に沖縄のお年寄りはパワフルで笑顔がステキだなぁ。「私も明るく前向きに頑張っていかなくては」と思いました。

(豊見城市 あき)

(編コメ)自分も大変なのに、他人を思いやれるのは、いろいろな経験を重ねてきたからこそ。まさに「年の功」ですね。私も、お年寄りに負けず、明るく前向きに生きていきたい! 頑張りましょうね〜!

似た者同士

 先日、以前住んでいたアパートのお隣さんがわが家に遊びに来てくれました。彼女とは、同い年の子どもがいて、隣同士で助け合って子育てをしてきました。そういう仲なので、引っ越した今でも年に数回会っては、子どもの成長を報告し合い、悩みを聞いてもらっています。
 9歳になる私の娘と彼女の息子。甘えん坊なところがよく似ているんです。「もしかして今もお母さんとじゃなきゃ寝ない?」と、うちだけかと思い尋ねてみると、「もちろん。相変わらずよ」と彼女。まさかと思いつつ「抱っこして〜は言わないよね?」と聞くと、笑いながら「あるある。もちろん座ってからじゃないと無理!」などなど。
 甘えてくるうちは「もう大きいでしょ!」と突き放さないで受け入れてあげたい、と思う私たち。だから「まだしばらくはこの状態が続きそうだね」と話し、だいぶ成長した子どもたちの未来に思いをはせたひとときでした。

(沖縄市 セビョク)

(編コメ)育児の大変さや楽しさを共有できる友達って大切。それに子どもが同い年なんて不思議な縁を感じます。大切にしてください。

自衛隊の募集案内

来春卒業の高校3年生に自衛隊の募集案内が届いているそうですね。「『徴兵制』みたいで怖い」と言った子がいたようですが、私も怖いです。アメリカに徴兵制はないけれど、貧しい若者は職を得るために、あるいは大学に進学するために、軍隊に入るのだそうです。
 日本の若者だってリッチとはいえません。集団的自衛権とか憲法改定とか、このままではとっても怖いことになりそうな気がします。でも、戦争になんか絶対に子どもたちを行かせたくない。私たちができることは何かないのでしょうか。
 中高生の皆さんや若い(とは限らなくても)お母さんたちはどう思っているのでしょうか? きっと、何かモヤモヤした不安な気持ちを抱えていると思うのだけど。

(宜野湾市 迷いのルンバ)

(編コメ)受験勉強に必死になっている子どもたちに、余計な情報が届くのは本当にイヤ。そう思うのは、勉強嫌いな息子を持つ私だけでしょうか? ベネッセの顧客情報流出は大問題なのに、自衛隊への情報提供は、自衛隊に対する考え方がいろいろあるにも関わらず、全く問題でないのは疑問ですよね。

あぁ、勘違い

 ある日曜日、沖縄市泡瀬のパヤオへ買い物に行きました。そして、私の先に支払いを終えたお姉さんがかまぼこのパッケージを開けていたので、レジのお兄さんに味見をさせるのかなぁと思い、私も1個食べさせてもらいました。
 が、私の勘違いのようで、ただビニールのパッケージをはがしているだけで、カマボコを食べさせる予定ではなかったみたいです。「恥ずかしい〜」と思いつつ、ただただ「おいしい〜。ごちそうさまでした」とお姉さんに言って、その場を後にしました。
 お姉さん、オバタリアン根性丸出しで本当にごめんなさいね。お姉さんの笑顔、忘れません。ありがとうございます。

(沖縄市 ムーミン)

(編コメ)これはすごい勘違い。お姉さんはびっくりしたはず。でもパヤオの揚げたてカマボコは本当においしいですよね。私も食べに行きたいな〜。

パパへ感謝

 前回の投稿から数カ月がたちました。無事に元気な赤ちゃんを出産し、1カ月を迎えることができました。
 周りにいる私を支えてくれた人々には感謝の気持ちでいっぱいです。
 特にパパへ。妊娠中はいろいろな不安と思うように体が動かせないことからいら立ち、いつもガミガミと八つ当たりをして、あなたを困らせましたよね。それでも我慢して私を受け入れてくれる姿に、あらためてあなたと結婚して良かったと思いました。ありがとう。
 今は赤ちゃんの寝顔に癒やされ、あの時のストレスがうそのようです。赤ちゃんって小さな天使みたい。良いパパ&ママを目指して、育児を頑張ろうね!
 心で思っていても普段は何だか照れくさくて、素直に言えない「ありがとう」の一言。パパがレキオを読みますように。

(南城市 そわそわ)

(編コメ)ご出産おめでとうございます。でもこれからが大変。ケンカもあるはずですよ。協力し合って、さらに夫婦の絆を深めてください。

両親のなれ初め

 両親が結婚50周年を迎え、家族でお祝いをしました。その時に初めて二人のなれ初めを聞きました。
 二人は友達の紹介で知り合い、当時は電話もなく連絡方法は文通だったそうです。父はとても字が汚かったそうですが、母との文通をきっかけに丁寧に字を書くようになり、日に日に字が上達したそうです。
 数年間文通をして、母は父の達筆にほれたそうです。母はたまに封筒に白紙だけを入れて、住所を書き、父へ手紙を送るという天然な振る舞いをして、父はそこにほれたそうです。
 お互いのことを思い浮かべながら手紙を書く二人の若かった姿が目に浮かびます。
 携帯電話以外での連絡方法は、私にとっては新鮮です。文通ってステキだな〜と感じました。
 両親は毎年二人で大好きな旅行に出掛け、たくさんの孫に囲まれて幸せそうです。私たち夫婦も両親を見習ってステキな夫婦生活を送りたいです。

(糸満市 夏だいすき)

(編コメ)文通ってステキ。携帯電話でいつでも連絡を取れるのよりも、相手を思う気持ちが深まりそう。夜書いて、翌朝読み返したら「キャー恥ずかしい!!」みたいな。こんな経験したいですね〜。

もうすぐお盆

 ことしも旧盆が近づいてきます。幼い頃は父や母に連れられて、親戚の家でウートートーしていましたが、2年前からは父のお仏壇の前でウートート。懐かしくて、会いたくて、子どもたちの成長を見せたくて、いろいろな思いを込めてウートートーをします。
 父の生前は、小さなことにイラッとして(笑)、ぶつかってばかりいたけれど、今伝えたいことは「ありがとう」。イジュの花が咲くたびに、穏やかな父の横顔を思い出します。
 ヤンバルの山歩き、楽しかったね〜、お父さん。

(那覇市 ラィチ)

(編コメ)お父さまも同じ思いで、お盆を楽しみにしているでしょう。家族みんなで迎えてあげてください。

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