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[No.1525]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2014年07月03日[No.1525]号

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親子で、がっかりさんへ

 6月12日付の「お金渡したのに…」を読みました。私もまったく同じ経験をしたことがあります。
 ちょうど千円を手にして天ぷらを買いに行った時のことです。「天ぷら千円分ください」とお金を先に渡したのですが、品物を受け取ると「お金は?」と聞かれました。「先に渡したでしょう」と言ったら、「受け取ってない」と言われました。「確かに渡しましたよ」と言っても「受け取っていない」と返されます。
 幸いにも横で聞いていた別のお客さんが「この方があなたに千円渡すのを私は見ていましたよ」と言ってくれたので本当に助かりました。それ以降は絶対に先払いはしません。またお釣りのやりとりをする時も決しておしゃべりしません。これも取った取らないでトラブルのもとになります。
 散髪へ行った少年、本当にかわいそうです。私は少年を信じますよ。

(沖縄市 T・M)

年齢で物忘れかな?

 6月12日付投稿の店主の年齢が気になりました。というのは、私もついに前期高齢者に突入して、以前と比べて物忘れ、思い込み、その他もろもろのことが変化してきたのを実感しているからです。なお問題なのは、自分の非を認められず、間違っていたとしても自分は絶対に正しいという確信を持っている人がいることです。
 高齢者は可能な限り自分の状態を意識して生活するべきなのではと思うようになりました。
 親子で、がっかりさんの息子さんは悪くないです。しょんぼり帰ってきたのが何よりもそれを物語っています。心が痛くなり投稿しました。

(与那原町 ついに高齢者に)

(編コメ)先払いはしない、おつりの確認もしっかりするというのは参考になりました。商店街やスーパーには高齢で働いている人がいますよね。だからこちらも気を配る必要があるのかもしれません。親子で、がっかりさんの息子さんには、めげないでほしいですね。読者のみんなも、あなたがお金を渡したこと分かっていますよ〜!

気持ちのいい朝

 私の家の近くには小学校があるので家の前は通学路になっています。ある朝、仕事に行くために車を出そうとすると、男子小学生が歩道を渡ろうとしていました。私が車を出すのを待って「渡って」という合図を送ると、その子は一礼をして渡りました。
 そこまでは普通の小学生ですが、その子は渡ってから振り返って、私に向かいもう一度一礼をしました。ほほ笑ましくて感動した瞬間でした。とても気持ちのいい朝になりました。
 私にも4歳の孫がいます。あの男の子のように育ってほしいと思いました。

(北谷町 キティーちゃん)

(編コメ)お礼を言われるって気持ちいいですよね。朝から良い気分になりましたね。少年を見習って、私もあいさつやお礼を大切にしたいです。

あいさつしない人

 私は、両親の「あいさつもできない人間が他に何をできるのか!」という信念の下で育てられてきました。私も最初はろくにあいさつもできない人間だったと思いますが、年を重ね経験を積むうちに自然とあいさつができる人間になったと思います。
 ですから、夕方の犬の散歩の時もすれ違う人々に必ずあいさつをするようにしています。私にとっては無言のまますれ違う気まずさよりも、知らない人でも「こんにちは」とあいさつする方が気持ちいいからです。そして、ほとんどの人が気持ちよくあいさつを返してくれます。
 しかし一人だけ、いくらあいさつをしても無言を貫き通し、まったく無視して通り過ぎる人がいらっしゃいました。不愉快ではあったものの、あいさつを返すも返さないも自由ですから特に気にしなかったのですが、ある時にその人が地元で有名な会社役員の人が住んでいる家の方向へ帰っていくのを見かけました。気になった私はその会社のホームページを調べたところ、いつもあいさつを無視する人が会社の式典に出席している様子がブログに掲載されていました。
 地元に愛されるべき企業の役員関係者がろくにあいさつもできないなんて社会人として信じられませんでした。
 この会社には絶対にお世話になるまいと固く心に誓い、日頃からあいさつを返してくれる名前も知らない住民たちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。いつかあの人もあいさつを返してくれるようになるかしら? そう思いながら今日も散歩をしています。

(北中城村 りょまりょまイェイ)

(編コメ)先ほどの少年とは正反対の話! 大人として残念です。あいさつなど日常生活の基本的なことができるかどうかは、社会的地位など関係ないんですね。そういう人がリーダーの会社は発展しないように思えますね。でも、いつかはあいさつの大切さに気付いてほしいです。そう信じて、あいさつを続けてください。

孫の手話ダンス

 3歳の孫が保育園に通っています。
 おゆうぎ会を見て、1年の成長に感激しました。最後に全員で手話ダンスをしている時に孫の手話ダンスが小さくて元気なさそうに見えました。「疲れたのかなぁ、眠いのかなぁ」と思っていました。
 おゆうぎ会が終わり、食事をしながら「手話ダンスをしていた時に元気がなかったけど眠たかったの?」と聞くと、孫は「うーん、大きくするとお友達の手とか顔にぶつかるでしょう。お友達が痛いとかわいそうでしょう」と言います。なんてうちの孫はかわいいのでしょう!
 幼い時から愛情いっぱいかわいがると本当にいい子に育つのだと一日中誇らしい気分で過ごしました。

(西原町 トミ子)

(編コメ)3歳にしてよく気が利く、優しいお孫さんですね。トミ子さんのあふれる愛情が伝わってきます。これからも愛情をいっぱい注いであげてください。

障害者手帳

 このたび、障害者手帳をいただきました。感想は「うれしい! これで堂々とお日さまの下を歩ける」ということでした。
 それまでは「心の障がい者」は、見かけは健常者と変わらないために、周りから誤解を受けることがありました。うつむいて歩いていた日が多かったような気がします。
 でもこれで堂々と生きられると思います。「私は障がい者だもの。何が変なの?」と問い返せます。「一生懸命、頑張って生きているんだよ」って大きな声で叫べます。

(那覇市 ゆーこママ)

(編コメ)周囲から誤解を受けて、とても苦しかったのだと思います。障害者手帳を受け取ることで前向きになれるということもあるんですね。障がいがある人もない人も、手帳があってもなくても生きやすい社会になってほしいです。

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