沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1417]

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「ワシントコポスト」2012年05月24日[No.1417]号

幸せの拾い物
 道にゴミが落ちていると拾うウチの  娘。道路でビニール袋が舞っていると「あ~!あのビニールさん車にひかれちゃう!!かわいそうに…」といった具合です。
 拾ったゴミはたいてい近くのお店等に持ち込み「これ、落ちてました!」と渡しています。そうするとお店の人も受け取らないわけにはいかないようで、「ありがとう」「えらいね」と言って捨ててくれていますが、時と場合によっては拾って困ることも。長い散歩の間、薄汚れたビチョビチョのビニールを片手に歩くのは私なので(涙)
 ところが先日、ラジオで「ゴミを捨てる人は幸せを捨てている。それを拾う人は幸せを拾っている」ということを聞き「うまいこと言うな~」と思いながら娘にその話をしました。
 それから数日後、娘が息を切らしながら大きな声で「お母さん!幸せを拾ってきたよ!?」と学校から帰宅しまし
 た。そしてその手にはこれまた汚いビニール袋…。でもその娘の顔がまるで宝物を見つけたかのようにキラキラしていてまぶしいくらいうれしそうな笑顔でした。
 その顔を見ると「そっか!ゴミと思うと汚いけど、それを拾う娘の心が宝物だと思えば案外本当に幸せかも!」と気がつきました。
 それからは出掛ける際、バッグにゴミ袋を忍ばせ、娘の拾った幸せをちゃんと持ち帰れるようにしています。
 みんなが幸せを拾っていけば、この沖縄もきれいになり、幸せアイランドも夢じゃないな~と思うこの頃です。
 (那覇市 海と空)
(編コメ)素晴らしい娘さんですね。ウチナーンチュみんなが落ちている幸せを拾ったら、沖縄は本当にハッピーアイランドになりますね。私も見習って幸せを拾いたいな。
クイナとの遭遇
 先日、「クイナ事故死6羽 20~26日 過去最悪ペース」(4月28日付琉球新報)の記事を読んで涙が出ました。
 私たち夫婦は4月23日に初めて西海岸与那から山原道を通り抜け、楚洲へ行きました。沖縄で生まれ育ってはや56年。初めて通る山原道でした。
 道路脇には、ヤンバルクイナなど小動物に注意の看板が目につきました。行きは午前10時ごろだったからか、ヤンバルクイナとは遭遇しませんでした。しかし、帰り道の午後4時30分ごろ、ヤンバルクイナと初めて遭遇しました。
 2羽が道路を横断しようとしていました。1羽は無事に渡り、あと1羽は引き返しました。初めて見る姿にとても感激しました。
 しかし、ふと思いました。なぜヤンバルクイナが事故に遭うのか。やはり人間の不注意だと思いました。私たち以外の車はけっこうスピードを出して走っていました。ヤンバルクイナには避けることはできないと思います。
 お願いします。やんばるを車で走る皆さん、スピードを落としてください。そしてよく周囲を気にしてください。ヤンバルクイナがいますよ。
 (沖縄市 猫の母)
(編コメ)ヤンバルクイナの事故死は深刻な問題です。私たち人間が車の運転を気をつけることで事故を防止できます。皆さん、注意しましょうね。
パパのコンパクト
 先日、2歳の娘と昔懐かしのアニメランキングというテレビ番組を見ていました。
 私が小さい頃に見ていた「ひみつのアッコちゃん」の映像が流れ、アッコちゃんがコンパクトで変身する場面でした。「コンパクト」とテレビから流れてきた声を聞き、娘が「パァパァもやってるよね~」と一言。私は「?」になりました。
 パパがコンパクトを使っているのか?と思った私が娘に聞き返してみると、「パパ『コンタクト』してるさぁ」
 娘は最近、聞いた言葉を自分の知っている言葉に変えて話をするのでした。「コンパクト」と「コンタクト」。確かに似ているかもしれませんね。
 (豊見城市 ゆめママ)
(編コメ)確かに音は似ていますが、パパが隠れてコンパクトを使っていたらビックリですよね。コンタクトで良かったです。
鳥のうん○
 3日付「ハトにビックリ」を読み、遠い遠い昔を思い出しました。
 ばっちいビックさんは目の前でハトのうん○がボトボトー!編集さんはヤモリの産みたてが肩に…。私は、忘れもしない、小学1年の朝の爽やかな通学中に、その事件(いや、事故かな?)は起こりました。
 集団登校の集合場所まで、小学3年の姉の後ろについて歩いて行きました。ええ、そりゃ、いつも通りの光景でした。
 しかし、家を出てものの1~2分で事は起こりました。歩道上には電線。ポトッ。モワ~ン…。「んっ?何だか頭が生温かい…」。まさか…。何と、頭の上(しかも上手につむじの所)にハトのうん○が!!
 姉には大笑いされ、わざわざ登校班のみんなにも見せびらかして笑い(小学生ならやりかねない仕打ち)、私は大泣きして家に帰り、泣きながら母に洗髪してもらい、母に車で送ってもらいました。
 本当に散々な朝の出来事でした。しかし、この話にはきちんと落ちが。
 送迎の車中、母は「ウン(運)がついたんだよ、良いことあるよ」と励ましてくれました。そしたら本当に良いこと、ありました。うそみたいだけど。
 何と、その日の朝の全校集会で、私の描いた絵がコンクールに入選して、その表彰式!今思えば、入学式を済ませ小学生になって、初めてのビッグイベントだったかもしれません。
 (名護市 ナスムスメ)
(編コメ)きちんと「うん」がついたんですね。うらやましい。私は特に良いこともなく…。日頃の行いが悪いのかしら?
タンカーユーエー
 先日、息子が1歳を迎えました。誕生日は家族でささやかなお祝い。
 タンカーユーエーではそろばんを選び、一升もちを背負わせると重たくて大泣き。とても楽しい一日でした。
 この1年は初めての子育てで悩むことも多く、そのたびに自分を励まし、周囲に支えられ、そして何より息子の笑顔に救われました。
 子どもと共に少しずつ成長できたかなと思っています。これからも少しずつ「ママ」になっていきたいです。
 (那覇市 天使の羽)
(編コメ)子どもの笑顔はどんな悩みも吹き飛ばしてくれますよね。子どもは少しずつ成長していきます。天使の羽さんも焦らずに少しずつ「ママ」になってくださいね。
優しさ
 私は新しい職場に転職することになりました。そこには心の優しい同僚がたくさんいます。話し方からその人の優しい気持ちが伝わり、私まで優しい気持ちになります。
 私もその優しさを大事に、感謝して、心の優しい人になろうと思いました。心優しいみんなに感謝です。
 (北中城 ハート)
(編コメ)仕事で一番大事なのは人間関係だなぁと最近痛感しています。心の優しい同僚に恵まれて良かったですね。私も優しい同僚になれるように気をつけます。
反抗期の夫
 あらためて男性は子どもと一緒で単純だなァ~と感じる事がありました。
 先日、夫の私への態度にトゲがあり話をしてもやたら冷たい。私としても特に思い当たる節がなく気分が悪いので無視してました。
 しかしこの状態が2日ほど続いたの
 で、しびれを切らした私は「何をイラついているのか分からないけど、言いたい事があるならハッキリ言って」と怒りました。
 翌日、夫が「自分でも分からないけどイライラしてた」と素直に謝罪。何がなんだか分からずいろいろと考えているうちに、子どもに対しても同じように悩んだ事があったことに気付きました。これはもしや愛情不足!?
 ここ最近、ゴールデンウイークは子どもたちにかまっていたり、妊婦中で自分のことばかりと、夫とゆっくりコミュニケーションをとってないなぁと思いました。
 その日の夕飯後、夫にマッサージをし、子どもたちと同じように耳かきをしてあげました。すると翌朝、私のお弁当を作ってくれて、いつもの優しい夫でした。口では言わないけど、私に甘えたかったのかな!?妻としてちゃんと察してあげないといけないですね(笑)
 (宜野湾市 キラキラ)
(編コメ)ちょっと愛情表現するだけでお弁当を作ってくれるなんて優しい旦那さんですね。夫婦でもお互いへの気遣いや優しさがいつまでもラブラブでいられる秘けつなのかもしれませんね。
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