沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1369]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2011年06月23日[No.1369]号

感謝
先日の台風の日の夜、私は台風の追い風で転んでしまいました。
傷はたいしたことはなかったのですぐ起き上がろうと思っていたのですが、とても風が強く起き上がれずに旭橋交差点の方でうずくまっていました。
風がものすごく強くこの場所にいては危険だと思うのですが、とても動ける状況じゃなく、動いたらよけい危ない状況でした。
雨も降ってるし、タクシーは止まってくれない。身の危険を感じとても怖かったです。
時間はたっても一向に風はやまなくてどうしようもないときでした。一台の車が私のそばに止まって、助手席の窓が開いて「乗って」といい見知らぬ私を家まで送ってくれました。
ホントに人の親切さ、優しさを心から感じました。その人たちはご夫婦らしき人たちでした。名前を聞ける余裕もなく別れたのですが、どうしてもお礼の言葉がいいたいです。
あのときはホントに助かりました。あのままあの場所にいたらもっと危ない思いをしていたと思います。
ホントにありがとうございました、私は台風がくるたびにあなたたちのことを思いだすと思います。

(那覇市 かっちゃん)
(編コメ)5月28日に沖縄地方を襲った台風2号は県内各地をはじめ、県外各地でも甚大な被害を及ぼしました。言葉は適当でないかもしれませんが「地獄に仏」に出会ったような状態だったと思います。本当に心優しい方たちでよかったですね。
弟の優しさ
日曜日の午後、小2の弟も仲間入りし小3の兄とその友達数人で近くの公園にサッカーをしに行ったのですが、急な雨にみなずぶ濡れで戻ってきました。
弟は家の中に入るなり急いでタンスから人数分のタオルを取り出し「ぬれているからふいて!」とみんなに一枚づつ手渡し、その後「お茶飲むひと~?飴玉食べる?」など一人でおもてなししていました。
自分で考えて兄や友達に優しくしている姿を見てとてもうれしかったです。
どちらかというと家では寝る寸前まで祖父母や両親から叱られる事の方が多い兄弟ですが…
その夜は、息子達が寝る前に昼間の(弟の)出来事を話しうんと褒めてあげました。

(沖縄市 花かっぱ)
(編コメ)心では思っていても行動に移すことは難しいのですが、サービス精神おうせいで優しいお子さんですね。うんと褒めてあげて下さい。
孫は天才
我が家の孫は天才である。と、ばぁばバカなわたしはそう思うのです。
 歌が大好きな孫娘は保育園から帰ってくるとピアノに向かう。孫娘は2歳、もちろんまだピアノは弾けない。
 しかし、自分で歌う歌に合わせて小さな指を滑らかに動かす、音色はプロのピアニスト並み、そして何よりも歌がうまい。目を丸くしたり、口をへの字にしたり、からだを左右に揺すったり。そして、ついに詩を作り出した。
孫娘の目にとまったものを題材に即興。これには私も確信せざるをえない。やはり孫娘は天才である。例えばこうである。
ピアノを弾く孫娘を見つめる大きなゴリラのぬいぐるみをみて、「ゴリ、ゴリ、いつも、妃花のピアノ聴いてるね!楽しい、ありがとうって言って」。
暑かろうと孫娘に向けた扇風機。「ダンダンダン、扇風機いつも動いてる、妃花の髪が揺れるから、静かにして」。
 やっぱり、天才だわ。
(那覇市 ばぁば)
(編コメ)幼少の子どもは大人の考えを超越する行動を取ることがしばしばあります。お孫さんが将来世界で活躍するピアニストであってほしいですね。
いつもありがとう
私は6年前に病気になり、自宅療養しています。両親と一緒に住んでいるのですが、身の回りのことをするのが精一杯で家事や通院の付き添いなどをしてもらっているので、とても申し訳なくおもっています。
ですが、いまはしっかり療養して、元気になったら両親に親孝行したいです。
お父さん、お母さんいつもありがとう。

 (うるま市 づんこ)
(編コメ)最大の親孝行はしっかり病気を治すことで、それが御両親の願いだと思います。「づんこ」さんの気持ちは理解できます。焦らず完全に治ってからでも遅くありません。
投稿に感激
母の日に子どもからもらったお手紙の投稿に感激です!
私も今度母になります。子どもから心のこもった感謝の手紙をもらえることを夢見て、子育てかんばるぞ!!
 (うるま市 S子)
(編コメ)レキオで掲載されるころには初めてのお子さんが生まれているころでしょうか。子育ては夫婦の「共同作業です」。楽しさも苦労もあると思いますが、頑張って下さい。
言葉の軽い政治家
6月2日、沖縄から遠く離れた永田町では「すったもんだ」の不信任案否決劇がありました。
 復興の見通しがいまだ立たない中でケンカしてる場合か!と多くの国民は呆れてみていたと思います。
私も同じでしたが、最も憤りを感じたのは否決後の「ある発言」でした。
 退陣を明言し可決を免れたのに退陣時期についてうやむやにする菅首相に憤慨した鳩山元首相の翌3日の発言。
「きちんと約束したことは守る。それが出来ないならペテン師だ。時の総理がなさってはならない。当然の話です」…
「そんなこと言える立場か?!」と思わずテレビに突っ込んでしまいました。
「普天間は最低でも県外」と言って総理になって、約束を破った人が…。
ああ、この人はたった1年前のことを、沖縄のことを、もう忘れたんだ…と思いました。言葉、軽すぎませんか?! 
政治に対する不信感は増すばかりです。でも、目を背けるのではなく一国民としてこれからも「何が・誰が正しいか」をしっかり見つめていきたいとあらためて思いました。

(宜野湾市 たけぴょん)
(編コメ)「自らの発言に責任を持てない政治家」が多いことは確かだと思います。その政治家を選ぶのは国民です。私たちも政治家を見極め、大切な1票を行使していきたいですね。
大切な母へ
今年の5月に私はウエディング撮影をしました。
母は私が小学生のころ、学校の体育館でプレゼントと手紙を読んだとたん号泣したエピソードがあります。
もちろん他のお母さんたちはだれ一人泣いている方はいませんでした。その分いろいろ苦労をかけてきたんだと思います。
私は母にも喜んでもらいたくて、当日の撮影のために母を呼びました。
母には今まで大切に育ててくれて、ありがとうと言いたかったのですがうまく言えなかった。
母は「着てみると変わるもんだね」とうれしそうに言いました。これからも母を大切にしていきたいと思います。
 (浦添市 かりん)
(編コメ)苦労をかけた分だけ、愛情がより深く大きく膨らむことだと思います。これからもお母さんを大切にして下さい。
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