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[No.1364]

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「島ネタCHOSA班」2011年05月19日[No.1364]号

以前から、県道330号を通るたびに気になっていたのですが、浦添市美術館の近くにある建物についている顔のような模様は一体、何でしょうか?

以前から、県道330号を通るたびに気になっていたのですが、浦添市美術館の近くにある建物についている顔のような模様は一体、何でしょうか?(2011年05月19日掲載)

謎の顔の正体は?
(那覇市Kさん)

 美術館の近くの建物?顔?何のことやらイメージがさっぱり湧きませんな。とりあえず、330号を走ればわかるかしら?調査員行きま~す!

 浦添のシンボル!?

 レキオ号にのって、330号を北上…ん? もしや、これか?これなのか?確かに、顔のような模様が描かれた建物がある。何でしょうか? ヒゲのおじさんでしょうか? ここまで来たら、乗りかかった船だ。件の建物へレッツラGO!

 突然現れた怪しげな風貌の男(調査員)にも関わらず、優しく対応していただいたのは浦添市てだこホールの具志堅ナエ子館長。

 そう、ナゾの建物は「てだこホール」だったのです。

 ところで館長、基本的な疑問なのですが「てだこホール」って何でしょうか?

 「ここは、浦添市の新しいシンボルとなって文化を創造、発展していこうと2007年に建設されたんです。舞台の上演や、コンサートなどのいろんなイベントを開催していまして、市民の総合文化活動の拠点としての役割を果たしているんですよ」

 ほほ~、シンボルかぁ。待てよ、それがヒゲおじさんに関係しているのでは? どうなんでしょう館長!?

 「その一面もあります。でも、その前に、あれはヒゲおじさんではありませんよ(笑)。あれはシーサーの顔なんです」

 へ!? シーサーなんですか?

う~ん…言われてみたらそう見えますねぇ。その一面も、というのはどういうことでしょう?

 圧迫感を取り除く?

 「あのシーサーにはシンボルとしての意味合いと、もう一つ、景観イメージとしての意味合いがあるんです」

 んん?シンボルと景観ですか?

 「先ほどお話したように、ここが文化活動の拠点となるためにも、外観からもシンボルとなりうるモノが必要だということと、かなり大きな建物ですから、どうしても、訪れた人や、街の景観に圧迫感を与えてしまうんですね。そこで、壁面に、あのシーサーを設置することで圧迫感を取り除こうということなんです」

 なるほど。圧迫感を和らげつつシンボルマークにもなるものなのですね。どなたがデザインを?

 「実は、アルゼンチン出身ウチナー二世の彫刻家ゴヤ・フリオさんに制作をお願いしたんです。フリオさんは、古く守り神として愛されているということでシーサーを使われたそうですね。さらに、一目見てわかるモノより『あれは何だろう?』と考えてもらうことで、少しでも見た人の心に残るモノをと、あのデザインになったそうなんです」

 う~む。「何だろう?」と思わせるか、深いですねぇ。ということは、私も依頼者も見事に思惑通りということですね。

 「そうですね。でも、お二人だけではないですよ(笑)『あれは何ですか?』って問い合わせ、実は、けっこう多くて、まさに『顔』になってくれているんです」

 具志堅館長によれば、てだこホールのシンボルシーサー、何か催しものをやっている期間は、夜になるとライトアップもされているそう。夜空に浮かぶ「何だろう?」を皆さんも一度ご覧あれ!


謎の顔の正体は?
具志堅ナエ子館長
謎の顔の正体は?
フシギな顔?がある「てだこホール」


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